こんにちは、弁護士のうえのです。
選択科目って、どれ選べばいいですか。
オススメの選択科目って、ありますか。
予備試験の選択科目どうすればいいですか?
そのような質問をよく受けますので、まとめてみました。
比較表
こちらが、選択科目の比較一覧表になります。
先輩や友達の話を、数多くあたっていますので、そこそこ信憑性はあるかと思います!
(ですが、難易度は、個々人の主観によるものですので、参考程度にとどめておいてください。)
選択科目名 | 受験生の数 | 勉強量 | 難易度 | 対策本 |
倒産法 | 4位転落 | 普通 | 近年易化 | 多い |
租税法 | ー | 普通 | 変わらず | 普通 |
経済法 | 2位 | 普通 | 近年難化 | 普通 |
知的財産法 | 3位上昇 | 多い | 近年難化 | 普通 |
労働法 | 1位固定 | 多い | 変わらず | 多い |
環境法 | 少ない | 少なめ | 変わらず | 少ない |
国際公法 | 最小固定 | 普通 | 変わらず | 少ない |
国際私法 | 5位 | 少なめ | 近年難化 | 多い |
選択科目の選び方
さて、選択科目の選び方について、お伝えしたいと思います。
1.再現答案を見て、書けそうか、興味がありそうか。
2.対策本を立ち読みして、楽しそうか。
3.周りの先輩や友達は何を選択しているか。
4.将来の進路的にどうか。
この4つを意識して選ばれるといいと思います。
再現答案を読んでみよう
まずは、再現答案を読んでみてください。
直近2年分程度でいいので、選択科目の再現答案を集めて、読んでみます。
そうすると、インスピレーションなのですが、「この科目は自分に向いてる」「この科目なら書けそう」など、なんとなく感じると思います。
また、言葉や文言を読んで、興味あるなとか、詳しく学んでみたいと思う科目があるはずです。
その感覚がすごく大事です。
2、3つぐらいに絞ったら、次に進みましょう。
対策本を読んでみよう
書店や、インターネットなどで、対策本、テキスト、問題集、基本書を確認してください。
内容を確認する中で、さらに自分の興味がある分野か否かが、また明らかになってくると思います。
選択科目は、上の表の通り、科目ごとに勉強量に差があります。
ただ、「自分が楽しい!」と思うことができさえすれば、勉強を続けることができると思います。
ここで、じっくりとテキストをあさってみて、選択科目を選んでください。
友達や先輩に聞いてみよう
もし、まわりに、司法試験受験生、司法試験合格者、法律家がいるという方は、相談をしてみましょう。
同じ選択科目の人がいれば、自主ゼミ等を実施することもできますし、
先輩合格者からは、使用したテキストをお譲りいただける場合もあります。
注意すべき点、アドバイス等もいただけると思うので、オススメです。
ただ、「周りが全員労働法選択だから、私も!」みたいな、安易な選び方はオススメしません。
まずは、先述の通り、自分自身が好きと思える科目であるか、という感覚を大事にしてください!
将来の進路も考えてみよう
将来、どのような法律家になりたいかで、選択科目を選ぶことも重要かと思います。
たとえば、知的財産専門の事務所に入りたいという方は、知財法を選択したり、
公認会計士等のダブルライセンスを狙いたい方は、租税法を選んだりとかです。
僕の友達でも、そのような選び方をしている人がいました。
ただ、未来は誰にも分からないことなので、将来、何も決めてないという方は、
勉強のコストパフォーマンス、ご自身の興味なども考えて、決めていただければと思います。
さいごに
近年、倒産法の受験者数が激減し、一方で、経済法、知的財産法の受験者数が増加しています。
どの科目をとるにせよ、その科目内の受験者同士での相対評価になります。
ですので、一度選んだら、徹底的に勉強しましょう。
ちなみに、私は、倒産法を選択して合格しました。
私の添削指導では、選択科目の対策(労働法・倒産法・知財法)も担当していますので、ぜひご利用下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。