こんにちは、弁護士の上野です。
少しずつ、口述試験まで日が近づいていますね。勉強の調子はいかがでしょうか。
口述式試験の心構え
さて、今日は、口述試験について、心構え・アドバイスをお伝えします。
いきなりですが、問題です。
火事や地震が起きた際に、気をつけるべき注意点を3つあげてみてください。
ヒントは、『○○○』の3文字。
食事の際に使う道具です。
答えは、『お・は・し』でした。
多くの方は、小学生の時に教わった記憶があると思います。
火事の時に守るべきお約束は、『お・は・し』だと。
押さない、走らない、しゃべらない、という3つのお約束です。頭文字をとって、『お・は・し』
予備口述でのお約束は?
そこで、予備口述でも同じようにお約束をお伝えします。
ずばり!!!
『 お・は・じ・き 』
です。
予備試験口述式試験では、4つ守るべき注意点があります。1つずつお伝えしますね。
おちつこう
どうしても口述試験は緊張してしまうと思います。
ですが、何があっても、過度に焦らないようにしてください。
口述試験の最大の敵は、緊張によるど忘れです。
未知の問題があっても、「現場思考かな」程度に軽く考えて、気持ちを落ち着けてください。
苦しくなった時は、大きく息を吸って、静かに吐くと、本当に落ち着いてきます。
僕は、試験官が最初の事例文を読み上げている時に、深呼吸を繰り返していました。
また、テンパった時は、試験官のお顔をじっと見ることも忘れないでください。
試験官の方も一生身の人間ですから、表情などから、「この子、緊張してるなー」というふうに感じ取ってもらえ、誘導や助け舟が出やすくなります。
一番やってはいけないのは、うつむきがちになり、ボソボソと独り言のようにつぶやくこと。これは、避けてください。
はなそう
無言の時間を極力避けましょう
わからない問題が出題された時も、自分なりの解答を出し、試験官との会話を続けてください。
試験官の方も、受験生が何か答えてくれなければ、誘導を出すことが難しいようです。
ただ、「分かりません!」と答えれば良いわけではありません。少しばかり、もがいてください。
六法の参照許可を願い出ることも一つの手です。
ちなみに、5秒程度の沈黙であれば、他の受験生もしているので大丈夫です。
ただ、10秒以上の沈黙を繰り返すと、不合格の推定が働き始めますので、注意しましょう。
とにかく話すこと。これを意識して下さい。
じゅうじゅんに
試験官の質問や誘導に、絶対に反抗しないようにしてください!
口述試験は、9割が合格する試験です。試験官の方も、あなたを合格させてあげたいと思っています。
そのため、あなたが間違った答えをしたり、答えられない時があったりした場合には、丁寧に誘導をしてくれます。
その誘導に乗ってください。試験官の方々は、超優秀な人が多くいます。反抗したところで負けるに決まっています。
自分は、試験官の奴隷になったつもりで、素直に、従順に応答してください!
また、席に座る時も、六法を参照する時も、試験官の許可をあおぎましょう。六法を参照した場合には、すぐに閉じて机の上に戻しましょう。
きいてないことに答えない
試験官の質問に答えすぎないようにしましょう。
ついつい、勉強したところが出題されると嬉しくて、自分の実力、知識量を伝えようと、質問で聞かれていないことまで答えてしまいがちです。
しかし、答えすぎたがゆえに、その知識の不正確性、曖昧さを突かれることになる場合もあります。
また、試験時間の浪費や、最後の質問までたどり着かないといった強制終了ということにもなりかねません。
ですので、応答は必要最小限に、短く行いましょう。
質問に対して、端的に答えてください。
きいてないことに答えないようにしましょう。
おわりに
以上、アドバイスとして、お約束を4つ述べました!
『 お・は・じ・き 』
・落ち着こう
・話そう
・従順に
・聞いてないことに答えない
ぜひ、意識して試験に臨んでください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。